大人ニキビは同じ場所に繰り返しできてしまうことも少なくありません。しかし、原因は多岐にわたりますので、特定するのが困難です。そのため、できてしまったものを改善するためのケアが中心となります。大人ニキビが長引いてしまうと跡になってしまうリスクが高まります。
早い段階で治すことを考えれば、皮膚科で治療を受けるのが一番です。症状が進むと化膿して痛みを伴うことがありますが、その段階まできたら自分で治すことは危険ですので、病院での治療が必要になります。保険適応の治療として主に行われているのが薬物療法です。症状のごく軽いものなら、塗り薬のみで治ります。
しかし、症状が進んでしまうと抗生剤やホルモン剤といった飲み薬が処方されます。一般的に大人ニキビは治りにくいといわれていますが、ビタミンB群の塗り薬がよく効きます。最近では漢方を処方する病院も増えており、体質改善からアプローチすることができます。ニキビが治っても跡が残ってしまうケースもありますが、その場合はケミカルピーリングが有効です。
ケミカルピーリングは古い皮膚を排出させ、新しい肌細胞が生成されるのを促すことができます。同じような効果を持つイオン導入や光線治療も人気です。とても効果の高い治療ではありますが、保険適応外になりますので負担額は大きい方法です。医療機関を受診するのと同時に、日頃の生活を見直すことも忘れてはいけません。
ニキビをはじめとした肌荒れは、生活習慣による影響が大きい部分です。