ニキビ跡には様々な症状があると知っていますか。主な症状には赤みが残る赤ら顔、色素沈着、クレーターと呼ばれるでこぼこがあります。ニキビの種類を年齢別に分けると若者ニキビと大人ニキビ、色分けすると白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄色ニキビ、紫ニキビがあります。それぞれの症状でケアの仕方や治し方が変わってきます。
赤ら顔は、炎症を起こしたニキビの周囲にできるうっ血や、ニキビ跡が原因です。ニキビの炎症が引いても、ニキビ跡がおさまるには時間が必要なため、ニキビ跡がおさまるまえに新しいニキビができてしまうと、常に赤ら顔の状態になってしまいます。赤ら顔によるニキビ跡治療は、皮膚科などで取り入れている光治療が効果的です。しみのように色素沈着したニキビ跡治療は、通常は自宅で肌のターンオーバーを正常化させ、きちんと洗顔し、紫外線対策をすることで治っていきます。
しかし治らなかった時は男性ホルモンの分泌が活発な場合がありますので、ホルモン療法が必要になってきます。その場合は皮膚科専門医に相談した方が良いでしょう。クレーターと呼ばれるでこぼこは、黄色ニキビ、紫ニキビが治った後にできるニキビ跡です。クレーターになってしまうと、レーザー治療かピーリングが有効ですが、肌への負担も大きいので、肌の状態と医師に相談して治療を受けるかどうか決めましょう。
ホルモン治療と保湿ケアを組み合わせたニキビ跡治療で、肌状態そのものを回復、改善を目指す方法もあります。まずは皮膚科か美容皮膚科で、ニキビ跡治療について、どの治療法が良いのかきちんと相談しましょう。その前にニキビになりやすい生活習慣を改善する方法もあります。ストレスの軽減や適切な睡眠はニキビの予防にもつながります。